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​地域と、環境と。

設立の趣意と目的

今、地球の自然環境は危機に瀕しています。地球温暖化ばかりか、熱帯雨林減少、オゾン層破壊、水資源の不足等、これらの環境問題の影響や被害は地球規模に及ぶと云われています。一方、日本では近年、原発事故による放射能汚染、津波による農耕地土壌汚染や震災廃棄物処理等、解決が容易ではない問題が今なお残されています。自然災害とそれに関わる新たな環境問題を通じて、誰もが人や文明の無力さ、地域の自然環境の惠とその素晴らしさ、そのなかで成り立ち、育んできた生活環境(人・文化・産業)の価値を否応なく再認識させられたのではないでしょうか。地域の自然と生活環境は地域の宝です。この宝を見つめ直し、未来へ継承することが「あきたの環境」にとって今こそ求められています。  
 

 「あきた環境懇話会」は、あきたの民が地域に根差し、誇りと自信と元気をもって地域の自然と生活環境のなかでいきいきと暮らすことができる姿を「あきたの環境」と捉えています。この実現のためには、これまでさまざまな分野、業種で環境問題と向き合い、その解決に尽力してきた人々の専門的知識や技術に裏打ちされた知恵の集積と融合を図ることが重要な要素になると考えました。しかし、こうした知恵の集積と融合を気軽に図る集いの場は皆無でした。このような背景から、「あきた環境懇話会」は「あきたの環境」をキーワードに、さまざまな業種や分野で長年蓄積・継承されてきた知恵と先端的な知識・技術とを融合させることや、行政と産業界、大学等との各分野の専門家や地域住民等がそれぞれの立場や考え方を尊重しあいながら、さらに深い協力・協働への進化を図るべく、以下を目的に設立されました。

 「目的:あきたの、あきたの民による、次世代のあきたの民のための実践的環境活動を行い、あきたの環境の維持・保全や創造に寄与し、あきたの教育、学術及びあきたの自然環境を土台にしたあきたの文化・産業の発展にも貢献すること」

 

 具体的には、(1)環境に関わる異業種、異分野の専門家や地域住民等が気軽に交流、知恵を交換しあえる集いの場(情報交換会)を創ること、(2)(1)を通じて、あきたの、あきたの民による、次代のあきたの民のための実践活動(例えば、学術調査、技術開発・指導、環境教育等)の種を播き、互いに協力・協働して取り組むことができる人の輪を育てることであり、その諸活動に取り組んでいます。

​会の概要

創   立 2012年(平成24年)3月10日
会員数   個人: 47名(学生・名誉会員除く),団体: 4団体  
    (2017年4月時点)
会   長 長沼 隆

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